緊張が健康を害することがある?新生活の中で起こりやすい緊張による不調とは

春から環境が変わり、新生活を始めたという方も多いでしょう。これまで会ったことがない人と一緒に過ごしたり、異なる環境で違うことを始める時には、緊張してしまうという方もいるようです。しかし、この緊張状態が長く続いてしまうと、病気になってしまう可能性があることを知っていますか?そこで今日は、緊張によって起こりやすい不調について見ていきましょう。

 

【緊張によって起こる不調】

1.眠れなくなる

私たちの体は、自律神経の働きによって常に健康的に過ごせるようになっています。自律神経には活動する時に活発になる交感神経と身体を休める際に必要な副交感神経の2つがあり、これがバランスをとることが重要です。しかし、緊張をしていると交感神経の方が強く働いてしまい、リラックス状態を作る副交感神経が思うように働かなくなってしまうのです。寝る時には副交感神経が働く必要があるため、緊張状態が続くと思うように寝付けなくなってしまったり、睡眠の質が下がってしまうことがあるのです。なかなか寝付けないと感じる時には、気づかないうちに緊張状態になっている可能性が高いので、注意が必要でしょう。

 

2.抑うつ状態になる

緊張状態が続くと、体も心も休むことができなくなります。それが続くと、やる気が起きなくなったり、イライラしやすくなることがあります。このような状態を抑うつ状態と呼びます。これを放置しておくと、うつ病などに発展してしまい、思ったように生活できなくなる可能性があります。より元気に過ごすためにも、しっかりと心身を休ませることが大切でしょう。

 

いかがでしたか?新しい生活で緊張状態が続くと、体にも心にも悪い影響があります。そのため、普段から意識的に緊張を解いてリラックスできるようにする必要があります。5月には不調が出やすくなるので、自分の状態に目を向けて早めに対処しておくようにしましょう。